2024.07.18
ポケットコイルマットレスの選び方を徹底解説!
人間は一日の約1/3をベッドで過ごしているため、
- 7時間しっかり寝ても、全然疲れが取れない
- 毎朝起きるとき、体のあちこちが痛い
といった体の不調は「マットレス」が原因かもしれません。
マットレスにも、低反発・高反発・ポケットコイルなどさまざまですが、当然どれを選ぶにしても、個人の体格や改善したい悩みによって、向きor不向き、選び方なども異なります。
本記事では、ポケットコイルマットレスについてご紹介します。
目次
体への負担軽減と動きやすさを両立したポケットコイルマットレス
ポケットコイルマットレスとは、コイルスプリングをひとつひとつ袋に入れて並べた構造のマットレスで、独立したコイルが体の凹凸に合わせて変形するため、肩や腰への負担を軽減させつつ、寝返りのしやすさの両立が可能になりました。独立したコイルによって振動が吸収され、動きが伝わりづらくなるため、2人以上でベッドを使う方には特におすすめです。
しかし、ポケットコイルマットレスの硬さは低反発タイプと高反発タイプの中間的な硬さが一般的です。硬さにこだわりたい方には物足りなさを感じる場合がありますので、他タイプのマットレスを検討してみてもよいでしょう。
その他マットレスタイプ
1.柔らかく体にフィットする低反発タイプ
もっちりとした独特な感触で人気を集める低反発マットレスは、体への負担を軽減することが期待されています。柔らかく体にフィットするため体圧が肩や腰に集中することなく分散させることができ、腰痛や肩こりにお悩みの方や硬いマットレスで背中を痛めやすい細身の方にはおすすめです。
一方で、動きづらく蒸れやすいという側面もありますので、寝返りが多い方や暑がりの方にとっては不快に感じる場合もあります。
以下記事では「低反発マットレス」について詳しく解説していますのでこちらもあわせてご覧ください。
関連記事:『本当に効果はある?低反発マットレスが「肩こり・腰痛解消」に効くのか徹底解説!』
2.動きやすさが魅力の高反発タイプ
その名の通り反発力に優れたマットレスで、体が沈み込むことなく体を支えることに長けています。寝ている間の動きに対応しやすく、通気性が高いため、寝返りが多い方や暑がりな方に最適なマットレスです。
一方で、高反発マットレスは体圧が肩や腰に集中しやすく、背中に負担がかかりやすいため、細身な人や肩こり・腰痛でお悩みの方にとっては硬く、体の痛みを感じやすくなる傾向があります。
以下記事では「高反発マットレス」について詳しく解説していますのでこちらもあわせてご覧ください。
関連記事:『高反発マットレスは体が痛い?「自分に合う」マットレスの選び方を徹底解説!』
コイルタイプのマットレス購入時のポイント
1.コイルゲージで「硬さ」が選べる
コイルゲージは、スプリングに使用されているワイヤーの直径を表記しており、数字が小さいほどワイヤーが太く、硬い寝心地になります。12-15ゲージが一般的とされていますが、体重が重い人や硬めが好みの人は低いゲージ(12〜13)を、体重が軽い人や柔らかめが好みの人は高いゲージ(14〜15)がおすすめです。
2.厚さは「20cm以上」がマスト!
コイルタイプのマットレスは特にマットレスの厚みを重視する必要があります。薄いものでは体の凹凸に合わせた適切な沈み込みが得られにくくなります。20cm以上の厚みがあると安心です。また、コイルの上にはウレタンなどの素材が敷かれていますが、これが薄くなると背中にコイルの硬さを直接感じやすくなります。最低でも3cm以上の厚みを確保しましょう。
【価格別】コイルマットは“用途”で選ぼう!
一口にポケットコイルマットレスと言っても価格の幅は大きく、求める品質・機能性によっても異なります。価格帯は以下の通り。
【1〜3万円】まずは一度試してみたいなら
シングルサイズで薄めの製品が多く、最低限の機能性のものが一般的です。特段お悩みがない方やポケットコイルタイプのマットレスを一度試してみたいという方におすすめです。
【4〜9万円】「身体のつくり」にあわせた製品を求めるなら
名の知れたブランド品や、低価格帯の製品より厚みや機能性に優れた製品が含まれます。標準的な体格に合わせて設計されていることが一般的です。
【10万円〜】「身体のつくり+睡眠改善」を兼ね備えたオーダーメイド品
厚みや素材の質にこだわり、耐久性も他より優れている商品を取り扱っています。専門店なら個々の体格や悩みに合わせたオーダーメイドに対応している場合もあるため、値は張りますが、睡眠の質にこだわりたい方や解決したいお悩みがある方におすすめです。
他のマットレスタイプよりも複雑な構造をもつため、費用相場は比較的高く設定されていますが、この価格相場はマットレスのサイズや厚みによっても変動するため、予算や求める機能性に合わせて選択しましょう。
ポケットコイルマットレスの寿命は7-10年
ポケットコイルマットレスの耐久性は他タイプと比べて高く設定されており、一般的な買い替え時期は7-10年とされています。マットレスの一部分に凹みができたり、軋む音が鳴る場合は、コイルが変形している可能性が高く、放置すると体を痛める原因にもなります。これらの症状があらわれていたら劣化のサインとして買い替えを検討してください。
とはいえマットレスの寿命は価格帯によっても変動します。高品質な素材が使用されていたり、体格に合った製品であれば、製品そのものの耐久性が高く、局所的な劣化が起こりにくくなります。高価格帯のものやオーダーメイド品の寿命は一般的なものよりも長くなることが多いです。
「自分に合う」寝具選びを
いかがでしたか?前述のとおり、ポケットコイルマットレスはパートナーとの睡眠時間を快適にサポートすることができるマットレスです。とはいえ、ご自身の体格やお悩みに合わせたマットレスを見つけることがなによりも重要です。
弊社ではお一人お一人の体格・お悩みに合わせたオーダーメイドの寝具で市販品では実現できない質の高い睡眠をご提供します。
- 睡眠時間が少なく疲れが取れない…
- 「自分に合う」寝具がよく分からない…
- 寝具を変えても解決しなかった…
上記のようなお悩みをお持ちの方はぜひ一度ご相談ください。
快眠、寝具(布団・枕)の
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FineOneは上級睡眠健康指導士がカウンセリングを元に、体格に合わせた寝具を
オーダーメイドします。まずはショールームでお試しください。
「話を聞いてみるだけ」でも歓迎しています。
この記事を書いた人
FineOne(ファインワン)店主 上級睡眠健康指導士
山下 結子
寝具に携わって25年以上、皆様の豊かな眠りをサポートするべく、日々研究を積み重ねています。
自分自身、共働きの三人の子どもの母として、疲れた時は寝る!悩みや心配事があっても寝たら気持ちが軽くなる!そんな「魔法の布団を創りたい!」と思いながら、毎日が少し豊かになる睡眠カウンセリングを心掛けています。